金魚警報 - 久米田康治先生
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13年の集大成「かってに改蔵 かってに研究しやがれBOOK完全版」

あれから、もうななねん。
いっさつふえて、おまけもじゅうじつ。
かえってきたよ、かいぞう。―裏表紙より


2004年に発売された改蔵ファンブック「かってに研究しやがれBOOK」の完全版が出ました。
04年版ではなかった24~26巻までの元ネタ解析を収録した追補版がセットとなってます。
最終巻まで網羅したファンブック出せよ!って声は前々からありましたけどまさか本当に出るなんて。
新装版に新作にドラマCDにアニメにファンブック再販と今年の久米田先生界隈は恵まれすぎてて怖い。でも嬉しい・・・!

かってに改蔵公式ファンブック かってに研究しやがれBOOK 完全版セット (コミックス単行本)かってに改蔵公式ファンブック かってに研究しやがれBOOK 完全版セット (コミックス単行本)
(2011/08/18)
少年サンデーかってに製作委員会

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というわけで感想というか簡単なレビューをば。
描き下ろしイラストを纏う外箱に旧版と追補版が同梱されてます。

表紙あざとい!
分冊して出してくれたらいいのに小学館まじきたない・・・なんて想いは描き下ろし表紙を前に雲散霧消です。
裏表紙には水着が眩しい亜留美ちゃんと山田さん、そして「不安」「今更」「便乗」などの文字を前に絶望している久米田先生。
上には「やきなおし」ののぼりもあって、再販に対する先生の心情を雄弁に語っております。

内容は元ネタ解析に始まり武富士ガールズのグラビアがあったり貴重なカラーページにちくわカレーの写真乗せたりと変わらぬカオスっぷりです。04年版との大きな違いは特に無いと思われますがそういう解析はにょんたかねっとさんあたりがやってくれると思うのでお任せしましょう(酷

んでメインの追補版。表紙の仕掛けに気付いて不覚にも感動してしまいました。旧版の表紙と対になってるんですよね。

旧版は左のように物騒な武器を持つ羽美ちゃんと寄り添う改蔵の絵。
追補版も同じ構図だけど二人は病衣姿で、改蔵は羽美ちゃんの肩を抱きもう片方の手で手を繋いでます。そして羽美ちゃんの右手には点滴。暴走する羽美ちゃんを改蔵が抑え込んでる絵と、手を取り寄り添う二人の絵。最終話での“救済”を経た二人の在り方を象徴する素敵な一枚だと思います。
最終話を経て再び相まみえることとなった読者に対するこの上ないサービスと言えましょう。
往時を留める塗り方を再現しつつもかつてと趣を異にする絵柄に七年という時間の経過を感じます。


内容は24~26巻の元ネタ解析がメインのようですがまぁ正直そっちは建前みたいなもので、実際の目玉は久米田先生のインタビューとマガジンに掲載された新作の掲載でしょう。
インタビューはなぜか引越しとか部屋の間取りとか不動産の話が紙幅を占め(なんでだ)後半でようやく新装版やアニメ化に際しての心境や最終話の裏話など。アニメ誌などのインタビューで既出の話題が多い中、再び改蔵を描く可能性が0ではないというポジティブな発言が飛び出したりしてるので読み応えはあります。

そして予想外にも不動産の話題からそれにまつわる描き下ろし漫画2ページが掲載。
一連の「改蔵」関連の出版物はこれが最後だと思うのでおそらくこの2ページが最後の「かってに改蔵」になるかもしれません。
そう思うと感慨深いものがありますが、上記のようなポジティブ発言もあるのであなどれません(?)ね。

サンマガスワッピング企画でマガジンに掲載された改蔵新作読み切りも収録。このために買うって人も多いかも?
内容は雑誌掲載時と大きな違いは無いと思われますがその辺の解析はにょんたかねっとさんが略
ちなみにこの読み切りの元ネタ解析もばっちり収録されてます。
残念ながらカラー扉ページはモノクロになってしまっているので掲載時のマガジンを捨てるのは早計。

あとは旧版で実施された作者Q&Aのリターンズとして、かつてと同じ質問を改めてするという企画も。
最近の久米田先生には珍しく?ネガティブな発言の数々が飛び出していてそこはかとない懐かしさを感じました。
万乗パンツって単語も随分と久しぶりに聞いた気がします。

最後に改蔵連載時のサンデー誌上における巻末コメントが全掲載されています。
おそらく「久米田先生の巻末コメントが面白かった」という旨のあだち充先生の発言をを受けての掲載だと思われます。
ファン向けの書籍なだけにこういうマニアックな読み物は嬉しいですね。


といった感じの一冊になってます。
どこまで魅力が伝わったか怪しいですがファンブックとしての出来はかなりのものだと思います。
コアな読者が求めてるものはある程度網羅されてるといった感じですね。とても楽しめました。

絶望先生からのポロロッカ組もこれを抑えておけば大丈夫だ!

しょげても、めげても
かえってくるところはあるからね。
せつなくなったら、かいぞう。―追補版裏表紙より


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地丹&羽美ちゃんの暴走始まる「かってに改蔵」OVA中巻 感想

二度の延期を経てようやく発売ですよ。安心と信頼のシャフトクオリティ。

中巻ということで連載中期の絵柄になってるんですよね。キャラ造形だけでなく背景の線や色使いも上巻との差別化が図られていて、そのあたりの違いも楽しめるというファン向け要素。また上巻に続きキャラの過剰な動きで魅せる画面になっていて、細かなカットの連続でテンポを作っていた「絶望先生」との違いがいい感じに出てます。

改蔵はまだボケ役の面影を残し、下っ端スーツのバリエーションが増え、羽美ちゃんの友達いない設定が板に付き、地丹のつけあがりっぷりが悪化していくという、初期~中期の過渡期とも言える話がセレクト。
ラブ影先生の回の斎藤千和さんの演技が凄まじいです。三頭身化しても地丹の声に違和感がありません。
改蔵&羽美の幼少期のエピソードは何処かで是非アニメにしてほしいと思ってたので、七五三の回をやってくれたのは嬉しい。
羽美ちゃんの「震え上がれ私の好奇心!」が聴けて満足です。
喜多村英梨さんの念願であった「かさぷたはがす」のシーンは気合入りまくりで狂気の沙汰。
そういや天才塾の片割れの声が山口勝平さんだそうで無駄に豪華だ。
上巻の時も思ったけどこのアニメ、主要キャラよりも天才塾のおっさん達の作画に力入れてる気がします。誰得!
あと絵柄こそ原作寄りですが女の子の体型がえらく色気づいた感じになっててえろいです。
オリジナルでよしこ先生と山田さんのサービスカット入れたりね。まったくけしからん(^o^)/

4話は空気の読めない羽美ちゃんが暴走する回。これだよこのノリが観たかったんだよ!
呪術・猟奇に走ってこその羽美ちゃんです。オチで風流する地丹もまた何ともカオス。

ジュン登場回もアニメ化です。
capkaizou.jpg
随分可愛くなってました。すごくいい。後期になると全くと言っていいほど登場しなくなり読者にも作者にも忘れられていった彼女ですが、ここではしっかりとした存在感を見せつけました。部長に跳びかかるシーンでパンツを披露したことは特筆に値しよう。

サンデーの関西弁キャラのくだりで騎馬拓馬とか服部平次をぼかすことなく出してたのはさすがOVAならではといったところ。
後期はもう少しパロディ色が強くなるので下巻でも真正面から挑んで欲しいところですね。

いつになく雑に感想になりましたが、今回もとても楽しめました。
個人的には不発弾の回やメガネっ娘の回もアニメで観たかったですねー。
下巻では無理っぽいのでTVアニメ化に期待しておきます・・・!

かってに改蔵 中巻(期間限定版) [Blu-ray]かってに改蔵 中巻(期間限定版) [Blu-ray]
(2011/08/10)
櫻井孝宏、喜多村英梨 他

商品詳細を見る

スタッフのインタビューでは結構ポジティブな発言が飛び出したりしてるのでTVアニメ化も僅かながら期待できそうです?

地味に歴史的なサンマガコラボ 久米田康治「かってに改蔵」×「さよなら絶望先生」

全国一千万人の久米田ファンが待ち望んだ奇跡
改蔵と絶望先生が表紙で握手!サンデー×マガジン交換掲載

雑誌を超えたコラボということもさることながら、よもや改蔵の新作が拝める日が来ようとは。
なぜこれを50周年の時にやらなかったんだ!

korabo1.jpg
かつての一歩とコナンのように表紙で堂々たる握手を交わす改蔵と絶望先生



korabo2.jpg
ちっさ!




・さよなら絶望先生
サンデー作品の中に紛れ込む絶望先生、この違和感たるや筆舌に尽くし難い。
サンデー読者を意識した導入をしつつもいつものノリで話を回す糸色先生です。畑先生の次回作にご期待ください!とすごく嬉しそうな顔で言い放つ先生と邪悪な笑みを浮かべる可符香ちゃんの背後に久米田先生のお姿を見ました。そしてその流れからサンデー作品を羅列ネタでいじるいじる。作家いじりに関してはやはり古巣のサンデーでこそ輝きますね。どこか懐かしいノリであります。東電の人のかぶってるネタ以前も使ってましたけどそんなに気に入っちゃったのですか久米田先生。ちょこちょこコマの隅に出て電波なこと言ってる羽美ちゃんがいいですね。本当の意味でサンデーにカムバックしたのは彼女一人だけです。いやぁしかしマガジン連載作品がサンデーに掲載って何気に凄いことですよ。赤塚不二夫先生以来だと聞きましたがまじですか・・・。「夏あたりですか再カムバックは?」の煽りにご期待ください。

・かってに改蔵
こちらはカラー扉絵付きでちょっと豪華。もうね、これだけでテンション上がるというものですよ・・・!
ああ本当に新作が拝めるんだなぁとどきどき。冒頭から「今回の掲載はまさに想定外」「ただちに笑いにつながるものではありません」などと不穏な言い回しで説明責任を果たす地丹、お久しぶりです。テンパる地丹に殴る改蔵、電波女状態の羽美ちゃん、可符香ポジションで狂言回しを担当する部長・・・絵柄こそ変われど往時を留める人物達に出会えて軽い感動すら覚えます。ああこれはまぎれもないかってに改蔵なんだ・・・。特に彩園すず部長、本当に久しぶりな感じがします。新装版の口絵やおまけページでも登場しませんでしたからね。今回あざといぶち抜きが多くて満足です。カレンダーはぜひ発売してください。改蔵がさりげなく絶望した!と言ってますが違和感がない・・・(笑)なるほどだから絶望先生は代わりに「ご期待ください!」なんですね。ネタのコラボとしては東電の人のかぶってるネタ・・・はもういい加減許してあげてはどうでしょう。あと改蔵に眼鏡ほむほむが、絶望にマミさんが出た(?)のでまどマギネタコラボでもありますね。絶望先生じゃない、「かってに改蔵」が読めてよかったです。


とまぁ随分とっ散らかった感想となりましたが、両作品ともとても面白かったので久米田作品ファンなら買っておいて損はないです。単行本に収録されるかわかりませんしね。


かってに改蔵 上巻(期間限定版) [Blu-ray]かってに改蔵 上巻(期間限定版) [Blu-ray]
(2011/05/25)
櫻井孝宏、喜多村英梨 他

商品詳細を見る

改蔵OVAの宣伝という名目のコラボだったと思うのですが、
どちらかというとサンデー読者に対する絶望先生の宣伝になってる気がしました(笑)

「かってに改蔵」11巻限定版付録ドラマCD 感想

改蔵が、羽美ちゃんが、地丹が、部長が、シャベッタアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!

かってに改蔵 / 11 CD付き限定版 (少年サンデーコミックススペシャル)かってに改蔵 / 11 CD付き限定版 (少年サンデーコミックススペシャル)
(2011/02/16)
久米田康治

商品詳細を見る

そんなわけで連載終了から7年の月日を経てドラマCD化と相成った「かってに改蔵」です。書店5件目にしてようやく月斗・・・!
背表紙の「今更」の文字が久米田先生の心境を何よりも雄弁に語ってる気がして切ないです。


来たるアニメに向けてまずは前哨戦、様子見といった趣きのあるドラマCDですが、ここで初めて声が判明するわけですから
OVAへのソフトランディング用品としてとても重要です。心してご拝聴致す!

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内容は概ね原作通りに、改蔵らしいメタな台詞も織り交ぜつつ第一話が再現されていました。

ドラマCDで一番気になるのはやっぱり声ですね。
自分の感性で漫画に当てはめた声に近ければ近いほどうれしくなるというものです。その辺を中心に感想をば。

・勝改蔵(櫻井孝宏さん)
 声低いな!
というのが第一印象でした。一話時点よりも幼く見える中期~後期の絵柄の印象が強いせいだと思われます。連載時改蔵を愛読していたという櫻井さん、頭を打つ前と後の改蔵のテンションの演じわけはさすがでした。
そんな彼もまさか大声でち○こ!とか言わされる日が来るとは夢にも思ってなかったでしょう。色んな意味で必聴です。

「電池で自家発電した男という十字架を背負って生きることになる!」の台詞には確実に月斗君が乗り移ってますね・・・w


・名取羽美(喜多村英梨さん)
 あの羽美ちゃんがおとなしいだと・・・などと感じてしまうのも中期以降の暴走キャラが定着してしまったがゆえでしょう。
ドラマCDでは終始ツッコミポジションなので台詞もまともな(?)ものが多かったです。私のイメージしてた声とは少し違ったのですが、すんなり受け入れられました。とても可愛らしい声で、まどか☆マギカのさやかちゃんを彷彿とさせますね。

ところで喜多村英梨さんといえば改蔵の最終回にまつわるリアル羽美ちゃんなエピソードがあるのですが・・・それを考えると適役ってレベルじゃねーですよ!※興味のある方は各自調べてくださいまし



・坪内地丹(斎藤千和さん)
 想像の斜め上を行く地丹でした。地丹って男声のイメージが強かったのですがこれも中期以降の以下略。

なんというかもう、千和さん頑張りすぎです。
ほむほむと同じ声優さんだよーと言っても信じてもらえそうにありません。
絶望先生の三期で「前巻までのあらすじ」ってあったじゃないですか、強いて言うならあの時の声が近い気がしますね。
もっと言うと番外地・下巻の「君はノンポリなのか?君はノンポリなのか ?」の部分のあの独特の声なのですけど・・・うん
もう分かる人にだけ伝わればいいや。

羽美ちゃんと地丹に関しては暴走時の豹変具合が上手く再現出来るかが重要だと思うのでアニメが本番と言えましょう。
他のキャラにも言えることですが、第一話の絵柄に当てはめてみるとあら不思議、すんなりと違和感なく入ってきます。
単行本1巻を片手に聴くのがいいかもしれませんね。

ちなみに地丹がかつてサンデーCM劇場でアニメ化されたことがあるというのはファンの方ならご存知でしょう。この時の声がずばり私のイメージのぴったりでした。



地丹って人によって想像する声が全然違いますよね、多分。


・彩園すず(豊崎愛生さん)
 あーもうこれはどこからどう聴いても部長ですね、イメージ通りだ。部長の声といえば全会一致で林原めぐみを想像するわけですが(ソースは私)、その幻想をぶち壊す!こともなく、かと言って林原めぐみさんの声かというとそんなこともないのですけど、初期のどこか楽しげに改蔵たちをいじる様子が凄く伝わってきました。

「みんなで殺りました」の言い方が素晴らしかった。おなじみの「しれっ」という擬音が聞こえてきそうですね。


・山田さん(堀江由衣さん)
 本来一話には出番のない彼女ですが、改蔵の被害者というポジションで颯爽登場です。委員長キャラ=即堀江さんというのもいかがなものか!などと内心訝っていた私ですが、うんやっぱりそこは安心と信頼の堀江由衣さんでした。台詞は決して多くはありませんでしたが、ものすごく山田さんです。彼女は最後までキャラも見た目もあまり変わらないのでこのままアニメの方も期待できそうですね。

あとはナレーションが立木文彦さんと無駄に豪華。アニメでも何らかのかたちで(天才塾の一発キャラとか?)起用されるような気がしますね。いやもしかしたらアニメでもナレーションがあるんだろうか・・・?

そしてまさかのよし子先生登場。ドラマCDはおろかアニメにも出ないと思っていたのでびっくりです。
声優さんが誰なのか書いてないので気になるところ。アニメでも出番があるといいですね。
理科の田中先生・・・はもう二度と登場しないので大丈夫だ問題ない。



ドラマCDってたいてい原作を知らない初聴の人でも展開が理解できる構造になってますけど、基本的にファンサービスの品であるように思うのです。そういう意味では長年改蔵を愛読してきた方にとって今回のドラマCDはとても楽しめるものであったと言えましょう。

かってに改蔵 上巻(期間限定版) [Blu-ray]かってに改蔵 上巻(期間限定版) [Blu-ray]
(2011/04/27)
櫻井孝宏、喜多村英梨 他

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今や伝わらなくなってしまった時事ネタの例としてよく挙がる「ユースケサンタマリアとぜんじろうぐらい格が違うんだ!」の台詞を“98年時点の”と補足をしてまで言ってくれたのが嬉しかった・・・!

共感してくれる方募集。

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