金魚警報 - 2012年03月
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間人と人間のボーイミーツガール「アナグルモール」1巻感想

「うえきの法則」「タッコク!!!」の福地翼先生の新作「アナグルモール」1巻が発売されましたよー。
単行本で一気に読むとまた違った面白さが見えてきます。

アナグルモール 1 (少年サンデーコミックス)アナグルモール 1 (少年サンデーコミックス)
(2012/03/16)
福地 翼

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地下世界アナグランドから地上に放たれた“間人”ルチル。
ホームステイとして草薙家に拠点を構えたルチルの家族との交流、そして勘違いの日々が描かれてます。

 全体的にコメディな雰囲気が支配しつつもハートフルな出来事があったり能力バトルの趣もあって、なるほどいつもの福地先生の漫画だ!意図的なものか偶然か、キャラの等身が低かったり全体的に丸っこい絵柄になっていて、作風にぴったりハマってる気がします。

 スラップスティック勘違いコメディの面白さ。地上世界を征服するという壮大な目的を持つ間人。でもルチルは末端のスパイ。人間の弱点を見つけるという大義名分のもと行動しつつも、右も左もわからないルチルの一挙手一投足は馬鹿馬鹿しくも愛らしく、でもやっぱり馬鹿馬鹿しいです。風呂に潜入するとかラブコメかよ!

 アクの強いキャラ。千羽さん可愛い。2巻ではぜひ表紙に!女性キャラは少ないのですが、たった数コマの登場ながら強烈な印象を残したのり子さんとか伸びしろありまくりで今後の活躍が期待されます。福地先生の描く女の子って魅力的ですよね。男衆はギャグ要員(?)が輝いてます。じいちゃんとかストーカーとか。

 地下世界アナグランドの描写が面白い。「第七女子会彷徨」みたいな世界観です。鏡に手を入れてなんかゲル状の水みたいなのをみにょーんって取ったり、車もなんかゲル状だし。洞穴そのままの居住空間なのに小物が妙に近未来的で、どう見ても地上より文明が発展してますね。人類と戦争したらどういう結果を招くかは火を見るより明らか。そんな世界に住む間人が人間を恐れているという設定が滑稽で面白いんです。

 いつぞやも書いたけどルチルの勘違いが解けてからがこの作品の本番だと思ってます。また間人の存在も「のちに全人類が知ることとなる」とあるので、人間側と間人側の双方が向き合った時物語が大きく動くんじゃないかなぁと。地上の「人間」と地下の「間人」、その対称性はネーミングにも表れていて、関係はより際立ってる気がします。

 今本誌では非常に熱い展開をやってますけど、ルチルを支える行動原理の根幹を築いたのがこの1巻で描かれた草薙家との交流なのだと思うと、単なるコメディパートだと侮れません。唐突な展開に見えて実はちゃんとつながってるんですよね。と、そんなことを改めて思いました。

 現れた帽子の男は誰なのか、そしてアナグルモールとはなんなのか、待て次巻・・・!
続きが気になる人はそのままサンデー読者になってしまえばいいと思いますよ?
わざわざ未読の方に向けて感想書いてるのもそういう意図があったりなかったりですが、
「アナグルモール」大好きな作品です。
おすすめ。
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