金魚警報 - 2012年12月
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2012年面白かった漫画ベスト10

忘れた頃に更新。狭い読書範囲なので順位をつけることにあまり意味はありませんが・・・!

去年→2011年面白かった漫画ベスト10

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10位:
刻刻(5) (モーニング KC)刻刻(5) (モーニング KC)
(2012/03/23)
堀尾 省太

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佑河家と実愛会の一進一退の攻防も、宗主佐河のカヌリニ化で一気にパニック物の体を帯びてきました。霊回忍の制御を謳いつつも徐々に人間から離れていく佐河、間島と潮見の息を呑む駆け引きなど非常に緊迫した様子が続き目が離せません。佑河家のどこか間の抜けたやり取りも一服の清涼剤としていい味出してると思います。

9位:
Latin 高畠エナガ短編集 1 (高畠エナガ短編集)Latin 高畠エナガ短編集 1 (高畠エナガ短編集)
(2012/04/25)
高畠 エナガ

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表紙と、めくったところの扉絵にやられました。表題作が特に絵柄、物語共に非常に温かみを感じます。陳腐な感想につきますがこれは言うは易しで、こういう感情の動きがキーとなる物語をしっかりと描ける方って少ないと思います。心地良い読後感。猫の話も好き。

8位:
五大湖フルバースト 大相撲SF超伝奇 上 (シリウスKC)五大湖フルバースト 大相撲SF超伝奇 上 (シリウスKC)
(2012/02/09)
西野 マルタ

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相撲に生きた横綱・五大湖の生き様と親子の物語を力強い筆致で描き上げた入魂の一作。独特な絵柄や出落ちのようなぶっ飛んだ舞台設定が色物感を強く醸し出していますが、ぜひ多くの人に読んでもらいたい作品です。いろいろな意味で「最近のジャンプにはこういうのが足りないんだよ!」などとしたり顔で言いたくもなります。続編は本作次第とのことですがはたして。世界よ、これが大相撲だ。

7位:
O/A (7) (カドカワコミックス・エース)O/A (7) (カドカワコミックス・エース)
(2012/11/01)
渡会 けいじ

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ラジオ番組を通して出会った同じ声を持つアイドルと芸人の物語も七巻目にしてついに完結を迎えました。ゆたかとはるみ、この二人の物語をもっと見ていたかったというのが本音です。終盤のやや駆け足な締め方を見るに一層そう感じてしまいますね。下ネタ気味なコメディも清々しく、非常に楽しい作品でした。定評ある渡会先生のオリジナル次回作待ってます。

6位:
スピリットサークル 01 (ヤングキングコミックス)スピリットサークル 01 (ヤングキングコミックス)
(2012/12/10)
水上 悟志

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短編集『ギンガサンダーの冒険』のキャンペーンで複製原画当たってヒャッハーしたのもいい思い出です。アワーズ誌で始まったこの作品は主人公の前世前々世と、過去の出来事やその因縁の人物の運命が絡み合い、とても重層的な物語となっていて面白いです。それもうひとつの作品が描けるんじゃないのってぐらいのエピソードが前世の出来事の一つとして語られたりして序盤から楽しませてくれますね。今後の展開が注目されます。

5位:
おざなり君おざなり君
(2012/04)
浅野 いにお

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ああこれは僕の好きじゃない方のいにお先生ですねと表紙見てしばらく敬遠してましたが、蓋を開けてみればとんでもない、原義的な意味でのロックな作品でした。奇行著しいおざなり君と毎度被害を受ける上司のホモホモしいシュールギャグ・・・かと思いきや上司は伝説のバンドの元ドラマー、おざなり君はその熱烈なファン。少しづつ語られていくバンド「ペリー浦賀とリトルヒバゴンズ」の過去、そして二人が向かう未来、掻き鳴らす現在。気がつけば骨太なドラマになってました。ロックでありハートフルなエンターテイメント作品。『おやすみプンプン』にもにょもにょしてる方にぜひ手にとっていただきたいです。ロックンロールは鳴り止まない。

4位:
3月のライオン 8  手帳付限定版 (ジェッツコミックス)3月のライオン 8 手帳付限定版 (ジェッツコミックス)
(2012/12/14)
羽海野 チカ

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世の中に悪人なんていないのだという残酷な事実を突きつける作品です。序盤の後藤もそうでしたが、七巻では体調の悪い二階堂を千日手に持ち込んで負かした山崎順慶や、いじめに対してまともに取り合わなかったひなちゃんの担任の先生についてそれぞれが抱える事情が描写され、一面的な人物像の理解を阻害されました。羽海野先生はその辺自覚的に描いている気がします。そんな悪人のいない世界で唯一"救済"がなされなかったのがいじめの加害者たる高城さん。遊びの延長であるかのような軽やかな語感と裏腹にその実情は非道極まりないいじめという行為。それに伴う悪には容赦ありません。相対的にいじめの深刻さを際立たせる秀逸な描き方だと思いました。ただその高城さん、悔しいことに猫目ですごく可愛いもんで・・・こう、憎むに憎みきれません。これも羽海野先生の策略ですか!

3位:
はじめてのあく 16 (少年サンデーコミックス)はじめてのあく 16 (少年サンデーコミックス)
(2012/07/18)
藤木 俊

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『こわしや我聞』のおいしいとこ取りみたいな、惜しみなく注がれるラブ&コメディの波状攻撃に最後までやられっぱなしでした。ジロー&キョーコのメインカップルを主軸に据えつつアキ&会長、ユキ&緑谷のサブキャラカップリングも徐々に進展を見せるという大変素晴らしい正統派青春ラブコメ少年漫画でした。ときどき挟まれるバトル展開も日常の大切さを強く意識させる布石となり、より一層彼らの平和な学園生活を輝かせることになったのではないでしょうか。はじあくのないサンデーはどこか物寂しい雰囲気を帯びておりますが、ひとまず藤木先生おつかれさまでしたと万感の思いを込めて言いたいです。また、個人的にもこの作品のお陰で画面の向こうの方々と交流することができたこともあり、最終的に藤木先生にお会いすることも叶い、そういう意味でも僕にとって大切な作品となりました。方方に耐えぬ感謝の念を。

2位:
さよなら絶望先生(30)<完> (講談社コミックス)さよなら絶望先生(30)<完> (講談社コミックス)
(2012/08/17)
久米田 康治

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後ろ向きな思考を推進力に笑いへ至る快感とでも言いますか、単純な面白さとは別に、僕にとってはとても居心地のいい、思い出深い作品でありました。まぁ僕の偏った愛はさておき、終盤の展開はお見事の一言。依代による成仏と風浦可符香のパーソナリティシェアリング、この2つを軸とした物語の結末は様々な伏線回収を経て合法ハーレムの形成というホラーチックな形に収束しました。図らずも『ネギま』に対するアンチテーゼという本来の立ち位置(?)に回帰することになり、またその『ネギま』も今年大団円を迎えたのを思うと非常に感慨深いものがあります。『かってに改蔵』の前例で身構えていた百見様をも唸らせる素晴らしいラストに惜しみない拍手を。


1位:
空が灰色だから 4 (少年チャンピオン・コミックス)空が灰色だから 4 (少年チャンピオン・コミックス)
(2013/01/08)
阿部 共実

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日常にありふれた人間関係のささやかな齟齬から極端な行動を採ってしまう愛おしくも残念な人々のオムニバス。萌え絵ともなんともつかぬ人物造形や必要最低限の線で描かれる背景が、この世界が日常の地続きなのかファンタジーなのかの境界を曖昧にしており、このなんとも言い知れぬ奇妙な雰囲気が大変素晴らしいです。紡がれるお話の中にはナンセンスなものもありますが(暗闇に閉じ込められるお話とか)、基本的に共感・共鳴のポイントをしっかり残しており、不思議と入り込んでしまいます。作者独特の台詞回しにもセンスを感じますね。最後ページをめくるまでハッピーエンドかバッドエンドか結末が分からないという、娯楽漫画としての面白さもしっかりと下地にあり、決してサブカルの枠に押し込められる作品ではありません。エピソードによって空は開放的な青にも閉鎖的な黒にも変わります。これをチャンピオンとはいえ少年誌で、しかも週刊ペースで掲載されているというのが本当に凄い。個人的には「宇佐美伝説」や「おはよう」などコンプレックスを抱えた人物が一歩踏み出すお話が大好きです。正直好きすぎてもはや僕がこの作品に対して注ぐ眼差しは『ひだまりスケッチ』や『よつばと!』に対するそれと同じです。安眠導入、心の内服薬、抗鬱剤、ポジティブエンジン点火燃料、明日への活力。名作。



良いお年を。
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