金魚警報 - 2013年04月
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ドラゴンボール展に行ってきたよ

阪神百貨店梅田本店で開催していた「ドラゴンボール展」に行って来ました。

「鳥山明の世界展」が開催されたのが93年ですから、えー実に20年ぶりの展示会になるんですね。わーい。

今回は新作映画の関連企画なので純粋な原画展というわけではないのですが、数百点に及ぶDBの原画展示が本企画の中心となっております。

原画、つまりは生原稿。
そんなものが拝めるとなれば前世で鳥山ファンサイトなんぞやっていた身としては看過できようはずもなく。平日の昼間から万難を排していざ行かん・・・!

dbten.jpg

・・・ということで、美麗な原画の数々を拝見してきました。
展示は連載開始から最終回までの全514話から抜粋された原画約300点。
白黒/カラー問わず、印象的なページが多く展示されていたように思います。

まず驚いたのは原稿用紙の余白にほとんど文字等の書き込みが見られないこと。
たまに編集の工程で書かれたと思しき文言が付されている程度でした。
下書き線もほとんどなく、おいおいこれもしかして複製なんじゃないのかいなんて思ってしまったぐらい。枠内の描き込み具合と対照的な白さがより一層際立って見えます。
だもんで正直原画ならではの生々しさというか、紙の向こうに描き手の息遣いが感じられるような、あの迫ってくる感じは薄かったです。だって線が美しすぎるんだもの・・・。


原稿用紙もよく見ると時期が進む毎に微妙な変化が見られました。
はじめは無地の原稿用紙だったのが、ナメック星編の序盤あたりから上部にバードスタジオのロゴが配され、また枠線が印刷されたものになります。この枠にコマの枠線が重なるように描かれていて、DBにおいて断ち切りが極端に少ないのはこれのせいなのかも知れませんね。
ブウ編の頃になるとバードスタジオロゴが小さくなり、左上に配されるようになるマイナーチェンジも。
また、カラー原稿の場合だと例外なく原稿用紙の裏に描かれていました。
インクのノリとかが違うのでしょうか。


ベタ塗り部分もよく見ると面白くて、☓印が付されている箇所が確認できました。
これは単行本では絶対に見られないところです。原画万歳。
ベタ塗り指定の印なのですが、初期はこの印が少なく、後半に行くにつれて増えているように感じました。おそらくはアシスタントさんに対する指定なのでしょうが、アシ担当率がこんなところからも伺えてすごく興味深いです。
もうひとつ気付いたのは、この☓印があるのはキャラクターの髪や服に限られていて、背景や描き文字には一切見られまないこと。
ここは絶対俺が塗るんだぜ!みたいな鳥山先生のこだわりでしょうか。・・・ちょっと想像しにくい(笑)


コマをコピーしたものが上から貼り付けられているものもいくつか確認できました。
何気にコマの使い回しが多いDB。

「どうでもいいがさっきから作者はずいぶんラクをしてないか・・・?
こりゃどう考えてもほとんどコピーだぜ」

このシーンもばっちりコピーでした。


その他個別の原画で気付いたこと。
カラーイラストの脇に「晴れときどき筋斗雲」という煽りが直接書かれている原画がありました。
なんでこれだけ?と思って調べてみたらキャッチフレーズグランプリ用のイラストだったようです。
とっさに思い出せなかったあたりまだまだです、自分。

『鳥山明the worldアニメスペシャル』に掲載された描き下ろしイラストが展示されてましたが、これ確か線画だったか塗りだったかがアシスタントのまつやまたかし氏によるものなので、その旨の註記は付されて然るべきだったかもです。

最終回カラーページの「むかしむかし・・・」から始まるナレーション。
この文章、最後は「と、いうわけで、最終回です。」で締められているのですが、写植の下にうっすら下書きが見えていて、そこでは最後の文字が句点ではなくエクスクラメーションマークでした。

と、いうわけで、最終回です!
・・・余韻がなくなってしまいますが、この方がなんとなく鳥山先生らしい感じがしなくもないですね。

同じく最終回、ウーブの「うんこたれじゃない―――っ!!!!!」のコマの外に小さな文字で何やら書かれていた形跡がありました。が、薄すぎて読み取れず。
おそらく「うんこたれ」の台詞に関しての、鳥山先生の手による註記であると思われます。
うーんこれはもうちょっと粘って解読に努めればよかったかも知れない(笑)


気がつけばなんかこういうところばかりに注目していた気がします・・・まぁ、楽しかったので良し。
原画で特に圧巻だったのが亀仙人が初めてかめはめ波撃った時の超絶筋肉描写のページと、ヤムチャの狼牙風風拳初披露のコマ。
原画ならではのすごい迫力でした。


その他の展示についても少し。
DB世界の年表が壁一面に書かれてましたが、『ドラゴンボール大全集』7巻の「年代記」と『ドラゴンボールGTパーフェクトファイル』の「サイヤ&ツフル合同宇宙史」からそのまま引っ張ってきたと思しき箇所が多かったです。原作最終回以降の時系列の出来事が多く書き加えられていましたが、どうせなら今回の劇場版やその他数多のオリジナルアニメ要素も組み込んで欲しかったですね。
アニメやゲームから整合性のあるオリジナルエピソードを擦り合わせてDBの正史を考えてみるのも面白いかも?


原画以外のレアな展示としては、鳥山先生による第23回天下一武道会時のキャラデザ案のラフスケッチが上げられます。登場人物がみんな成長して容姿が変化するところですね。
少しだけ画集『鳥山明The world』に収録されているのですが、完全なものは初めて見ました。
パンフレットにもばっちり載っているので嬉しい。

また、鳥山明ファンクラブを運営していた鳥山明保存会による会報『BIRDLAND PRESS』もいくつか展示されていました。これは『Dr.スランプ』の頃からDB初期に発行されていたもので、鳥山先生描き下ろしのイラストや近況報告漫画、未発表の投稿作などが掲載されており、鳥山ファンが最も欲している一品と言っても過言ではありません。
そ、そんなものが目の前に!ということで展示ケースの前で地蔵と化す自分を誰が責められよう。
ずっと雑誌サイズを想像してたのですけどはがき大の大きさだったんですねぇ。
いやぁいいもの見れた。DB連載告知として悟空とブルマの初期デザイン案とか載ってたりね。


アニメのコーナーは劇場版全18作のポスター展示とセル画、キャラ表など数点。
90年春は「東映アニメまつり」というどっちつかずの名前だったんだなぁとまたしても変なところに着目する自分。キャラ表はなぜか主要キャラを押しのけてチャパ王のが混じっていたのが謎でした。
アニメのセル画は初めて見ました。アニメだけの展示なんかも見てみたいですね。

映像のコーナーでは鳥山先生と野沢雅子さんの対談が。
姿こそ映されていないものの、鳥山先生の声が世にでるのってすごく珍しい。
正直最初は何言ってるか聞き取りづらかったです(笑)
対談内容は主に劇場版についての話題で、これまで各種インタビューで答えられていた内容と大差ない感じでした。
あとは各国のアニメの比較映像が。フランスが一番オリジナルに近い声でした。
他はアメリカのヤジロベーの声がダンディ過ぎたことぐらいしか覚えてません(笑)


最後に展示されていたのが鳥山先生描き下ろしの「神と神」キャラ集合絵。
これ、Vジャンプの附録ポスターが初出のイラストなのですが、よく見たら結構色んな所で使い回されていました。パンフレットにも載ってるし、わざわざVジャンプ買わなくても良かったのでは・・・と今更思ったりしております。


物販ではパンフレットのほか、普段ならまず買わないであろうポストカードなんぞを購入。
思わず財布の紐が緩んでしまうぐらいには満喫することができました。とても楽しかったです。



ざっくりではありますが、以上のような感じでした。
一度日曜日に行こうとしたら100メートル級の列が形成されていて諦めざるをえませんでした。
結局平日の朝方に行ったのですが、それでも老若男女問わず多くの人で賑わっていました。
国民レベルで根付いている作品だと改めて実感。


次回は夏に名古屋で開催されるので近場の方はぜひ。
その際には「うんこたれ」註記を解読して僕の仇をとっていただければと思います(笑)


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(2013/05/09)
鳥山 明

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イラスト集も17年ぶりぐらいかな?2013年のDBイヤー感半端ない。
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